質素、清潔、秩序、そして持続

2014年、今年の目標は質素、清潔、秩序、そしてそれを持続して暮らすこと。

遺された物、捨てる理由、捨てない理由

赤い毛布があります。

私にはどのような経緯で家にその毛布があるのかは知りません。

 

その毛布はホコリがすごく出て、色もどぎつく、柄も昔のものなので、私は気に入っていません。

毛布は他にもあるし、今は安くてもっといい毛布が手軽に買えるのです。また、押し入れにしまうのにも、場所はとるし、湿気の管理も面倒です。私は捨てるべきだと思います。

 

でも、この決定を誰に聞いたらいいのかわからない。ましてや自分の判断でなんて・・・

母親が初めて自分の給料で買った毛布なのかもしれないし、何か思い入れがある毛布なのかもしれない。子供である私たちのためにかってくれた物かもしれない。

生前、母はその毛布にカバーをつけて使うようにしていました。「これなら大丈夫でしょ!」って感じでね。多分捨てるのがもったいないって思いもあったと思うし、捨てるのも面倒だし、新しいの買うのも面倒だって思いもあったと思う訳です。

 

遺品整理には、どんな些細なものでも上記のような葛藤でいっぱいになります。

この大変さは家にいる私しか知らない、外にいる兄弟には絶対にわからないものでしょう。